ファーザの愛称で親しまれたアール・ハインズのレコードの中で、こと更思い出深い一曲がある。

すでに廃業して久しいジャズ・バーでの事ですが、当時私も40代前半で足繁く通っていた当時の事、店に入ると決まりきったようにかけてくれた曲、それがアール・ハインズの「セント・ジェームス病院のブルース」だった。

酔いにまかせ、「もし廃業するようなことがあれば私がこのレコードをもらうよ」と約束したはずなのに・・・。
やはり店主の愛聴盤だったのだろう?いまだ約束が果たされていない。
哀愁味に満ちたハインズのしぶくせつない歌声が古き良き時代を思い出す。シングルトーンの力強いタッチが、楽しき時間を思い出す。

 

リーダーアルバム

「SOUTHSIDE SWING / EARL HINES」 MCA (1934〜35録音)
「FATHA / EARL HINES」 CBS (1964年11月録音)
「ONCE UPON A TIME / EARL HINES
」 MCA (1966年録音)
 等々

 

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