ビ・バップのピアニストとして最初に有名に成り、ラベルやドビュッシーを愛し、数多くのピアニスト達に影響を与えた巨人バド・パウエルは、時代の隔たりを越えて今日においても芸術的香気を伝え、風格と格調ある音楽性はジャズ・ピアノを愛する多くのファンを魅了し続けている。

1924年9月27日ニューヨークに生まれ、幼くしてクラシック・ピアノを習い、15才で地元バンドで演奏活動を始める。
本格的なデビューは、1940年以降となり、当時「ミントンズ」でセロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスビ等と共演、その後自分のトリオを率いて「バードランド」などに出演する。1947
〜51年の時代が自己のスタイルを確立し、本人にとっても大変意欲的に活動した時期で、ファッツ・ナバロ、ソニー・ロリンズを含むクインテットによるブルーノート・セッション、ソニー・スティトとのプレスティッジ・セッション等々、パウエルの絶頂期といえる。

1951年8月以降、体調を崩し長期の入院生活にはいるが、好不調のさ中、ブルーノートやバーブに作品を残したのであるが、1966年7月31日肺結核と栄養失調のためにニューヨークで死去。享年41才。ジャズ史上に残る名作、傑作を生んだ巨人ピアニストの生涯であった。

 

アルバム

「ジャズ・ジャイアント/バド・パウエル」 ヴァーヴ (1950年1月〜2月録音)
「ジ・アメージング・バド・パウエル Vol.1」 ブルーノート (1949年8月8日録音)
「ザ・シーン・チェンジズ/ジ・アメージング・バド・パウエル Vol.5」 ブルーノート (1958年12月29日録音)
「姿なき檻/バド・パウエル」キングレコード(1964年7月31日録音)
 等々

 

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