7月…、沖合にぼんやり漁火が見えるようになると、季節と共に北上してきたイカの群に合わせ、日没から夜明けまで、夜を徹してイカを釣る船団が秋田沖合いに集結した証です。

イカ釣りは海上を煌々と照らし、海面近くへと浮上してくる群を、独特のかえしの無い釣針で釣り上げる漁法で、光に集まるイカの習性を巧みに利用したものですが(何やらネオン街にふらりと引き寄せられる男達にどこか似て、仲間意識を感ずる…、余談です。)イカや魚は音や光、色に反応する習性が有ります。

もう25年程前に成りますが、当時19フィートの小型船で沖合いのイカ釣り船団目指し単独で初めて夜の航行に挑戦をした事が有りました。コンパスをたよりに、流木、網等に注意をしながらの航行は、日中とは違う緊張と多少の恐怖を伴い、今思い出しても、何と身震いする程の無謀さだった事か。今ではレジャー船も、レーダー、無線、プロッター、オートパイロット、魚探等々フル装備の船が多く、気象条件さえ良ければ単独でも容易に出掛けやすく成りましたが、決してあなどる事なかれ。海はこわいぞ!!

イカはどんな料理法でもおいしいものですが、船上で釣り上げたイカをすぐに沖漬け(酒、ミリン、醤油適宜に配合)にし、持ち帰って早々に冷凍にします。後日、冷凍状態のまま、わたの部分も薄く輪切りにし、酒は日本酒、出来れば冷えた日本酒、これがいい。味わいは‥‥、お試しあれ。


 
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