6月…、一年を通して最も海が穏やかな状態が続くこの季節は、釣り人の人気魚種テリ(沖メバル)やソイの最盛期と成ります。 秋田港から沖合42kmの新礁(コンパス方位290°)、39kmの向い瀬(コンパス方位 266°)、29kmのメグリ(コンパス方位235°)は絶好の漁場として、職業船はもちろんの事、レジャー船も集まり釣果 を競います。

 出港はAM2:00〜3:00、夜明け前の出航に合わせ大型クーラーと釣り竿を持った男達と船のエンジン音で騒然となり港が活気づく時、逸る想いは一路漁場へ……。

 テリ、ソイは水深80m〜200m程の岩礁地帯に生息する底魚で、条件の良い朝まずめをねらい夜明けと共に仕掛けを流し当たりを待ちます。テリの当たりは竿先の連続した小刻みな動きに、又断続的な竿先の動きでソイと判別 できます。魚との引き具合を楽しむというよりは、むしろ竿先の当たりを楽しむ事の方が深場釣りの楽しみ方のように思います。

 なにしろ100m以上の海底から釣り上げるための装備も、竿は錘付加150号の胴突き竿、リールは糸巻き量 が300m可能な両軸式のリールが必要となり、手巻きでは3〜4匹が限度とかなりの腕力とエネルギーが必要となります。今では電動式のリールが一般 的に使用されていますが、最も釣果を左右する装備として魚群探知機は欠かせない装備です。近頃なぶらが薄くなった?せいか、群を探す時間が以前より長くなり、それでも運が良ければ大型のクーラー(30kg)満杯にして意気揚々としかも疲れ切って帰港する事ができます。

 なにはともあれ沖の深場釣りは早寝早起き、体力が一番。ぜひ、自信のある方のみお試しあれ。健闘を祈る。

 
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