敬愛する釣り迷人より、ちょっと時間が経っていますが原稿が送られてきました。鯛だけに、おめでタイ話しでうらやましい限りです。

―― 以下、釣り迷人より ――

この時期になると秋田の天気も冬型に近づいてきて、海風も強く変わりやすい天気になります。
釣り行き予定日の天気図もだんだん風力が強まり、西風6メートル北西の風7メートルの予想。 秋田では5メートル以上の風が吹くと白波が出て、秋田のどの港からも釣り船を出すことはできません。釣果が期待できる時候ながら好機をとらえるのはなかなか難しい季節なのです。ましてや僕のようなSunday Fishing専門では、至難の業です。

10月5日の日曜日もいつものメンバーと鯛釣りの予定をしていましたが、前の日から台風の影響で出船できない状態が続いていて、もし出港できるとしても相当なうねりがあろうことは覚悟していました。当日朝の天気はまあまあで北の風4メートルくらい。船頭さんに電話して聞いたら、昼まで待てとのお達し。それでも僕らは12時には出港だ・・・と、勝手に決めて港へ向かいました。

港に到着した11時頃はまだ白波が立っていて、今日の釣り行をあきらめたのか船はまだ一隻も出ていませんでした。しかし、だんだん風も弱まり天気が良くなっている感じがする。「よーし!出るぞ〜!」船頭さんの声に一同「え〜?」
港内を出たとたんウネリがかなりあります。ウネリに邪魔されて船がなかなか進まない。走ること30分、やっと水深35メートルラインに到着しました。

一同、エサを付けるのもままならない状態でようやく竿を下ろし、ホッと一息。今日はムリかなとあきらめかけていた気持ちから一転、さあ釣るぞ〜と期待が膨らんできました。待つこと5分、僕の竿先が弓なりになり大きな手ごたえ。ドラックがキィーと悲鳴を上げた瞬間、これは大きいぞと思い竿を立てて慎重に取り込むこと5分、なんと!53センチの真鯛をゲットしたのです。周りを見ると他の4人も取り込み格闘中。全員に絵に描いたように50センチ前後のみごとな真鯛が釣れ、その後も誰かが釣り上げている状態が間断なく続きます。
一番大きな釣果はなんと65センチの真鯛でした。「こんな日は年に一度あればいい方だ」と船頭さんもチョット興奮気味に話していました。

その後ウネリもだんだん収まりベストコンディションの海を見ると、船影がまったく見あたりません。この日は広い海原に僕らの船一隻だけでした。僕はこの日、53センチを頭に9枚と今年一番の大漁でした。

夕日の沈む姿はきれいでなんと速いこと、つるべ落としという言葉の如くまさにそんな夕暮れでした。もう今年は何回出かけられるかなと思いながら帰港。なんともまあ、ラッキーで楽しい一日でした。

―― 以上 ――

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